タイヨウの海賊団・初代船長

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                                     懸賞金2億3000万ベリー

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                                    タイの魚人　　出身：魚人街

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冒険家として世界中を旅していたが、最後の旅で

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旅立って程なく捕まっていしまい、マリージョアで数年奴隷にさせられていた。

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そこから命からがら逃げ出したが、目の当たりにした奴隷達を放ってはおけず

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15年前、「赤い土の大陸」を素手でよじ登り

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天竜人の住む聖地マリージョアへ一人で乗り込んだ。

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そこで暴れ回り、「ゴルゴン三姉妹」や何千人もの奴隷達を解放する。

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この一件で「奴隷解放の英雄」と呼ばれ、同時に「大犯罪者」となった。

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世界政府と対峙したタイガーを見殺しにはできないと

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タイガーを慕う「魚人街」の曲者達が集結し「タイヨウの海賊団」を結成した。

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タイガーは連れ出した奴隷達と、そうではない者達を識別されない様に

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奴隷の烙印を覆い隠す「タイヨウの刻印」を全員の体に刻み込んだ。

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​追ってくる者達とは戦い奪うが、誰も殺す事はせず

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タイヨウの海賊団は「解放」と「自由」以外の意味は持たないと言っていた。

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12年前、とある島でマリージョアで奴隷だった娘（コアラ）と出会い

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コアラの故郷（フールシャウト島）まで送る事になった。

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奴隷の生き方が体に染み付いていて、絶対に泣かないコアラだったが

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タイガーが、コアラにタイヨウの刻印を刻み込み

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「泣きゃあいいじゃねェか!!! おれ達と　あの "天竜人" と一緒にすんじゃんねェ!!!」

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「おれ達は　誰も殺さねェ・・・・・・・・・!!!」

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「行くぞお前ら・・・こいつは必ず　故郷へ送り届ける!!!」

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その言葉を聞いたコアラは涙を流した。

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それから服や髪を綺麗にしてもらい、コアラはタイヨウの海賊団と親しくなった。

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無事にコアラを故郷まで送り届けたが

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ある島の者から通報を受け、海軍の待ち伏せによる奇襲を受ける。

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​一味は海軍の船を奪い脱出したが、タイガーは瀕死の重傷で

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すぐに輸血すれば助かる筈だったが、船員には同じ血液型がおらず

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船員達が人間の血液を使おうと言うとタイガーは、奴隷だった事を船員達に明かし

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この世に心の優しい人間はいっぱいいる事を、頭では分かっているが

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体が人間の血を拒絶し、もう人間を愛せねェと言い輸血を拒否して死亡した。

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その後、世間には「人間に献血を拒否されフィッシャー・タイガー死亡」と発表された。